Ornatrix 3ds Max V8 リリース情報

新しいOrnatrix 3dsmax V8プラグインのリリースを発表します。この新しいバージョンには、Ornatrixのエクスペリエンスが大幅に向上するいくつかの興味深い変更と改善が含まれています。

新機能の一覧は次のとおりです。

グルーミング

  • ボックス化とボックス化解除
  • スタック全体または部分的なスタックをボックス化できます。
  • Groomモディファイアのボックス化を解除して、構成オペレータを抽出できます。
  • グルームをXMLベースの.oxgroomフォーマットからYAMLベースのフォーマットへ切り替え、オペレータとデータをより適切に取り込むことができます。
  • Groomモディファイアには、カスタムパラメータを表示できる複数の内部オペレータが含まれます。
  • グラフトグルーム(キャラクタモデル上でポイント・アンド・クリックにより完全なグルームを簡単に作成)
  • 新しいグルームのインポートは、フルスタック(モディファイアのスタック全体を再作成)、Groomモディファイア(プロシージャルグルームを内部に包含)、または(グルーム出力結果を含む)ベイクされたヘアオブジェクトとして実行できます。
  • モヒカンヘア、ショートアフロ、ショートピクシーカットのグラフトグルームが含まれています。

全般

  • 選択オペレータの変更を自動でトラッキングできます(curlingモディファイア、frizzモディファイア、groom モディファイア、strand multiplierモディファイア、normalizeモディファイア)。
  • デフォルトで、テクスチャ座標生成方法を使用するように頂点の接線を切り替えました。
  • オペレータベイキングがストランド幅のベイキングに対応しました。
  • デフォルトで、測地的距離を使用してストランドグループのブレンドエフェクトを計算できるようになりました。

GUI

  • Win32オペレータGUIの大部分をQtに置き換えました(より高速でスケーラブルになり、ランプが個別に表示される問題を修正)。
  • “Collapse All”および”Collapse To”オプションをOrnatrixのメインメニューに追加することで、ヘアのレンダリングバージョンを維持しながらモディファイアスタックを折りたためるようになりました。

パフォーマンスの向上

  • Embree 3に切り替えることで、多くの場所でパフォーマンスが大幅に向上しました。
  • Ground Strandsモディファイアなど、Embreeを使用する場所が増えました。
  • ヘアを表示するパフォーマンスが向上しました。
  • パフォーマンスをさらに向上させるため、SIMDを最適化しました。

Alembicエクスポート

  • グルームのインポートプロセスをUEへエクスポートするためにMXSフラグを追加しました。

Surface Combモディファイア

  • 以下のシンクごとの新しいパラメータがサポートされました。
  • 回転調整
  • フロー
  • スロープランプ
  • チャンネルエクスポート
  • シンクグループをチャンネルデータにエクスポートするオプションを追加しました。
  • 絶対長に基づいてシンクデータ値を設定するオプションを追加しました。
  • ビューポート内でシンクの長さを表示するオプションを追加しました。

Normalizeモディファイア

  • “By group”オプションでは、アプリケーションをストランドグループ別に分類できます。
  • ランプカーブを追加しました。

Curlingモディファイア

  • カールの大きさと位相のランダム化が可能になりました。
  • Noise Scaleパラメータ向けの範囲値を追加しました。

Filterモディファイア

  • ランダムな割合を制御するChannelおよびMapパラメータをFilterオペレータに追加しました。

Edit Guidesモディファイア

  • ストランドの根元のみを移動できます。
  • Createブラシにより、頂点ごと、およびポリゴン面ごとにストランドを追加できます。
  • 最近接のストランドだけでなく、選択したすべてのストランド間に植え付けられたガイドを補間できます。
  • Rotate Strands Edit GuidesモードをMaxScriptに表示できます。

Hair from Guides

  • Hair from Guidesに”Hidden Guide Behavior”オプションを追加しました(非表示のガイドのヘアは生成されません)。

ヘアのベイク

  • オペレータベイキングがストランド幅のベイキングに対応しました。
  • Baked Hairオブジェクトによるフルスタックインポートを実装しました。
  • 特定のAlembicカーブのみをロードするオプションを追加しました。

Guides from Guide Meshモディファイア

  • ストランドの回転を維持します。

Alembicインポータ

  • Alembic向けの”Export Surface Positions”オプションにより、羽のような広がったストランドをエクスポートできるようになりました。

Mesh from Strandsモディファイア

  • Mesh from Strands Conform to Surfaceオプションにより、サーフェスに根元を滑らかにブレンドできます。

Guides from Shapeモディファイア

  • 頂点カラーチャンネルを追加しました。

Clumpモディファイア

  • 束を動的に作成することで、即座に束の数をアニメーション化したり、束の数を変更したりできます。
  • 束の所有元に基づいてストランドグループを設定するオプションを追加しました。
  • “Ground Displaced Roots”オプションを追加しました。

Ground Strandsモディファイア

  • グラウンディング時に、指定された時間でメッシュを評価できます。

Strand Animationモディファイア

  • 特定のAlembicカーブのみをロードするオプションを追加しました。

V-Rayのサポート

  • V-Rayスタンドアロンプラグインに新しいシリアル化が導入され、より完全に実装されました。
  • V-RayスタンドアロンプラグインはLinuxで使用可能です。
  • V-Rayスタンドアロンプラグインは、V-Ray 6.10にアップデートされました。

今回の修正内容は次のとおりです。

  • 修正済:グラフトグルームがグルームダイアログの使用時に表示される。
  • 修正済: GroundStrands: グラウンディングするとストランドが変形する。
  • 修正済:ロードされたミラーシンクを含むシーンで、シンクを作成するとクラッシュする。
  • 修正済:Edit Guidesで根元を修正するときに、根元がメッシュから離れることがある。
  • 修正済:インポートしたフルスタックのグルームがベースノードで親にならない。
  • 修正済:[Surface Comb] Sinks Length Valueの変更と表示に関する問題。
  • 修正済:オブジェクトが選択されているときにHair Presetsがなくなる。
  • 修正済: Edit Guides: ブラシのミラーリングが機能しない。
  • 修正済:[PushAway] 密度の高いメッシュでクラッシュする。
  • 修正済: Strand Scatter: 散らばったオブジェクトは対象となるストランドの回転を継承してほしい。
  • 修正済:Push Away from Surfaceで密度の高いメッシュを使用するとクラッシュする。
  • 修正済:グラフトグルームを再ロードすると、グラフパラメータが元の状態に戻らない。
  • 修正済:グルームグラフトで対称性が機能しない。
  • 修正済: Ramp Curve: CVの補間を変更できない。
  • 修正済: Push Away from Surface: 密度の高いメッシュを使用するとクラッシュする。
  • 修正済: Curl: Random Seedが正確に機能しない。
  • 修正済: EditGuides: Soft Selection Distanceパラメータ値がセンシティブすぎる。
  • 修正済: Scatter Strands: ‘Display in Viewport’を有効にするとクラッシュする。
  • 修正済: PushAwayFromSurface: Hair from Mesh Stripsで不正な衝突が起こる。
  • 修正済:backfacingオプションを無視すると、Delete brushが誤ったストランドを選択する。
  • 修正済: GuidesFromShape: ‘Use Face Include’が機能しない。
  • 修正済:サーフェスを接合するときにマウスから手を離すまで更新が目視で確認できない。
  • 修正済:一部のアニメーションを再生するとクラッシュする。
  • 修正済:モディファイアを動かすとクラッシュする。
  • 修正済:さまざまなオペレータでチャンネルを割り当てるとクラッシュする。
  • 修正済:Surface Combを含むグラフトグルームを再度フィットさせると、ヘアのスケーリングと向きが変わる。
  • 修正済:ベイクされたヘアからブラシをかけると警告が出ることがある。
  • 修正済:V-Rayプラグインで、プレビューヘアが不正確な幅でレンダリングされる。
  • 修正済:[YAML] Mayaからのインポートが正しく実行されない。
  • 修正済:ヘアによりすべてのサーフェス依存が除去されず、まれにクラッシュが発生する。
  • 修正済:変形メッシュで削除と作成を同時に行うとクラッシュする。
  • 修正済:フローティングランプダイアログに関連してクラッシュが発生する。
  • 修正済:Max 2024で起動時にエラーが発生する。
  • 修正済: Surface Comb: Max 2023+のビューポートでシンクが見えない。
  • 修正済: Hair from Guides: ヘアの上のモディファイアで、Vertex Colorsを使用するとヘアが消える。
  • 修正済: Mesh From Strands: UIを更新すると、無効になるオプションがある。
  • 修正済:First Edgeが接線の計算に使用されているとき、Smooth Surfaceオペレータによりストランドの回転が変化する。
  • 修正済:ベイクされたヘアオブジェクトでグラウンディングを行うときに”Ground closest end”が設定されない。
  • 修正済:ファイルパスパラメータが使いにくい。
  • 修正済: ChangeWidth: ストランドの追加/削除時に乗数マップが機能しなくなる。
  • 修正済:Hair from Guidesでディストリビューションメッシュを削除するとクラッシュする。
  • 修正済:Hair from Guides: ‘Guides as Hair’の使用時に乗数マップが機能しない。
  • 修正済:ストランドにグループでフィルターをかけていても、Curlモディファイアによりストランドが変化する。
  • 修正済:Hair from Guides: Guide Countを、ガイドポイント数が異なる場合は`Do not Interpolate`(補間しない)に設定すると、アサーションが失敗する。
  • 修正済:フィルター値を0に設定するとエラーになる。
  • 修正済:Use Group Holderを無効にすると、Moovがクラッシュする。
  • 修正済:Change Widthマップが、Plant Guidesツールにより生成されたヘアに影響しない。
  • 修正済:Edit Guidesで編集されていない場合、幅が無効にならない。
  • 修正済:”Invalid Alembic archive type”(無効なAlembicアーカイブタイプ)のメッセージが連続して出力される。
  • 修正済:Surface Comb triangulationで、ポリゴン間の遷移が滑らかにならない。
  • 修正済:Surface Comb Triangulationシンクがシンクの長さを考慮しない。
  • 修正済:不正確なシンクの長さがミラーシンクに返される。
  • 修正済:束ねていないストランドにも束のねじりが適用される。
  • 修正済:ストランドグループがグラウンディングしていないヘアに以前に割り当てられていた場合、Edit Guidesでストランドを選択できない。
  • 修正済: BrushShape: Delete brushで四角形を使用できない。
  • 修正済:値を0より下/上に切り替えると、オペレータでBlend Distanceが不正確になる。
  • 修正済:Edit GuidesでCreated stand typeをGuidesに切り替えると、ヘアストランドが消える。
  • 修正済:ストランドに属さない頂点を持つヘアを含むシーンを開くと、アサーション/クラッシュが発生する。
  • 修正済:ベイクされたヘアにGround Strandsモディファイアを追加できない。
  • 修正済:起動時にクラッシュする。
  • 修正済:Edit Guidesでの根元の植え込みがMax 2016で機能しない。
  • 修正済:正しいカラーでGuide Widthを表示するサポート。
  • 修正済:Edit GuidesのZ-Focusが機能しない。
  • 修正済:Mesh Vertexアルゴリズムと、一致するストランド/シンクポジションを使用すると、Surface Combでストランドの方向が不正確になる。
  • 修正済:メッシュの上でEdit Guidesノードを複数回評価すると、不正確な出力になる。
  • 修正済:Guides From MeshをEdit Guides内にベイクすると出力されない。
  • 修正済:メッシュの上部でEdit Guidesを評価すると、エラーが発生する。
  • 修正済:Noise Scaleパラメータ向けの範囲値を追加する。
  • 修正済:Pythonにディペンデンシー を追加する。
  • 修正済:ディテールがストランドグループをフィルタリングしない。

アップグレードと割引

過去6か月以内にOrnatrix 3dsmax V7をご購入された場合、またはライセンスをレンタルしている場合は、V8への無償アップデートの対象になります。お持ちのアカウントにログインして、自動アップグレードが適用されていることをご確認ください。上記以外の場合は、このメールにご返信いただくか、当社のWebサイトからお問い合わせください。

既存のOrnatrixライセンスユーザーには、2024年1月12日(金) 15時までのご購入で、永久ライセンスの50%早期割引が適用されます。それ以降は、アップグレード割引は25%になりますので、この機会をぜひご活用ください。

Ornatrix について

Ornatrix 3ds Max は、最先端のヘア、ファー、フェザーのグルーミング及びアニメーションプラグインです。