Mari 4.7 入門講座の動画を無償公開!
弊社で有償トレーニングとして開催していた Mari 入門講座を、最新バージョンの 4.7 用に作成し直し無償で公開致します。ぜひご覧ください。
動画一覧(タイトル):
- Part1:Mariの概要
- Part2:Mariを起動しよう!
- Part3:ペイントに使用するビューとパレットとツール
- Part4:Paint Bufferを使用したペイントとベイク処理
- Part5:画像を使用した塗りつぶし
- Part6:マスクと調整レイヤーを使用した船の色味の調整
- Part7:ロゴの貼り付け
- Part8:Procedural Layerを使用した画像のペイント
- Part9:アンビエントオクルージョン(AO)の計算と細分化の表示
- Part10:テクスチャの出力
動画一覧
1. Mariの概要
こちらの動画では、初めてMariを触る方向けに、3Dペイントツール Mariの概要やMariを使用した利点、Mariの仕組みや制作の工程などをご紹介しています。
今回、紹介するMariはFoundry社から提供されているソフトウェアの1つです。Foundry社では、デジタルデザイン、メディア、エンターテインメント向けのソフトウェアを開発し提供しています。提供されているソフトウェアの1つが、3Dモデルに対して直接ペイントをして、高解像度のテクスチャを生成し、多くの2Dペイント系ソフトでは達することができないツールセットを実装した「Mari」です。
動画では、Mariを使用した利点として「高解像度テクスチャを大量に作成することができる点」「作業を行うワークフローを選択できる点」「実装されたマテリアルプリセットのカスタマイズ化」についてもあわせてご紹介しています。
2. Mariを起動しよう!
こちらの動画では、実際にMariを起動しプロジェクトファイルを作成する手順や設定項目についてご紹介しています。そして、プロジェクトファイルの保存先や作成されるデータとファイル形式、その他Mariのライセンス形態の紹介や講座内で主に使用するインターフェースとして、「ツールバー」「キャンバス」「パレット」「パレットツールバー」についてご紹介しています。
3. ペイントに使用するビューとパレットとツール
こちらの動画では、作成したプロジェクトファイルの設定を変更、確認できる「Project Settingsウィンドウ」の参照や使用するビューとビューの操作方法を紹介し、ビュー操作の設定などを変更できる「Preferences」ウィンドウやプロジェクトの表示を設定できる「Display Properties」ウィンドウの設定について、ご紹介しています。 実際に、Mariで操作をしながらLightパレット、Objectsパレット、Channelsパレットなどの使用についてもあわせてご紹介しています。
4. Paint Bufferを使用したペイントとベイク処理
こちらの動画では、ペイントバッファ(Paint Buffer)を使用したペイントとベイク処理について紹介しています。また、Layersパレットを使用したレイヤーの作成やPaintツールを使用したPaint Bufferへのペイントとベイク、その他、Selectツールを使用したジオメトリの選択とカラースウォッチでの色の変更と塗りつぶしについて、紹介しています。
5. 画像を使用した塗りつぶし
こちらの動画では、画像を使用した塗りつぶしとして、Image Managerパレットで画像を読み込み、Paint Throughツールで画像をペイントする方法をご紹介しています。 また、Paint Throughツールのオプションである、ペイントした部分に画像を繰り返す「Repeat」機能やスタンプするように塗りつぶしを行う「Stamp」機能について、あわせてご紹介しています。
6. マスクと調整レイヤーを使用した船の色味の調整
こちらの動画では、選択したジオメトリをグループ化するSelection Groupとマスクレイヤーを作成し、マスクレイヤーに対して、調整レイヤーであるAdjustment StackとAdjustment Layerを適用し、ペイントした木目の色見を調整する方法を紹介しています。また、動画の後半では、Adjustment StackとAdjustment Layerの違いについてご紹介しています。
7. ロゴの貼り付け
こちらの動画では、ロゴのペイントを行うにあたって、ShelfパレットからMariに実装されたブラシの選択、Tool Propertiesパレットを用いたブラシの調整などをご紹介しています。また、Paint Buffer上のペイントを変形させるWarpツールとペイントを複製するTowbrushツールについて紹介しています。
8. Procedural Layerを使用した画像のペイント
こちらの動画では、様々な種類の設定されたレイヤーである「Procedural Layer」の概要と、そのうちの一つである「Tiled」を使用したペイント方法をご紹介しています。 Procedural Layerを使用することで、画像を用いてジオメトリに画像を投影したり、画像をパターン化して繰り返しジオメトリに投影することやジオメトリに対してノイズを掛けることができます。また、Adjustment Layerでペイントしたロゴの色味を調整する手順やレイヤーのキャッシュ方法についても、ご紹介しています。
9. アンビエントオクルージョン(AO)の計算と細分化の表示
こちらの動画では、Modo Renderパレットを使用してAmbient Occlusionをチャンネルとしてベイクする方法やシェーダーに入力する方法などをご紹介します。
ModoとはMariと同様にFoundry社で開発されている3DCGソフトウェアです。
Mariをインストールすると、自動的にModoのレンダラーもインストールされます。これによって、Mariでプレビューレンダリングやベイクを行う場合は、MariからModoのレンダラーに情報が渡り、プレビューレンダリングやベイクが実行され、Mari上で確認することができます。また、Mariで行うAmbient Occlusionの計算とサブディビジョンの設定についても、紹介しています。
10. テクスチャの出力
こちらの動画では、ペイントしたテクスチャのエクスポート/インポートの手順として、チャンネルおよびレイヤーからテクスチャを入出力する方法をご紹介しています。
また、補足として、Mariで出力したテクスチャを今回は、3DCGソフトウェア「Maya」に読み込んだ結果を紹介し、最後に、プロジェクトファイルの共有として「セッションスクリプト」と「ファイルのアーカイブ」についてご紹介しています!
Mari について
MARIは、大規模なプロジェクトに対応できる創造的なテクスチャペインティングツールです。MARIには、多くの2Dペイント系ソフトウエアでは到達しえない創造的なツールセットを搭載しており、アーティストがペイント作業に専念することが可能です。MARIのインターフェースは 非常に反応が良く、軽快にペイント作業が進められます。3Dモデルに直接ペイントし、その結果をその場ですぐに確認することができます。また、制作時間を短縮し、今まで不可能とされていたテクスチャ制作を可能にします。