3DCoatのペイントワークスペースにおける「消しゴムツール(Eraser Tool)」と、他のツールに組み込まれた消去機能の使い方について解説します。3DCoatでは、ペイントワークスペースだけでなく、スカルプトワークスペースでも同様に消しゴムツールを使用して、サーフェスメッシュやボクセルオブジェクトに描画・消去が可能です。

動画は全編英語で公開されていますので、YouTubeの自動翻訳機能と字幕をご活用ください

 

消しゴムツールの基本操作

消しゴムツールはPhotoshopなどの画像編集ソフトと同様に直感的に操作できます。

基本的な手順:

  1. 消したいレイヤーを選択
  2. Eパネルを開く
  3. 透明度を100%に設定

ポイント:

透明度が0%の場合、消去機能が正しく動作しません。消去するには必ず透明度を上げてください。

さまざまな描画モードでの消去方法

消しゴムツールは、ブラシや線描画モードを組み合わせて柔軟に使えます。

活用例:

  • シャープな消去
  • ライン描画
  • クローズドスプラインモード

作成した形状はトランスフォームツールで移動・調整が可能です。

塗りつぶしツールでの消去機能

塗りつぶしツール(Fill Tool)にも消去機能があります。

手順:

  1. ツールオプションパネルで「消しゴムで塗りつぶし」を有効化
  2. 消しゴムの透明度を100%に設定
  3. 消したいレイヤーをクリック

これで、そのレイヤー上のピクセル情報が一括消去されます。

スタイラスの消しゴム機能

Wacomのスタイラスペンを使用している場合、ペンをひっくり返して消しゴムの先端を使うと、ブラシツールでも直接消去が可能です。

手順:

  1. ブラシツールを選択
  2. スタイラスの消しゴム側を使用して消去
  3. 透明度の調整
  4. 消しゴムの透明度が100%なら完全消去、20%なら軽い消去が可能

 

Ctrlキーでの消去

Ctrlキーを押しながら消去する方法もあります。

注意点

  • Depthチャンネルが有効になっていると、この機能が正しく動作しないことがありますDepthチャンネルを無効にすると、Ctrlキーを使った色と光沢の消去が可能です。

まとめ

3DCoatの消しゴムツールと消去機能は、ペイントやスカルプト作業において欠かせないツールです。

覚えておきたいポイント:

  • 消しゴムツールは直感的でPhotoshopに近い操作感
  • 塗りつぶしツールの「消しゴムで塗りつぶし」機能で効率的に一括消去
  • スタイラスやショートカットキー(Delete・Ctrl)を活用して素早く作業

ぜひこの消去機能を活用して、精密なペイント作業を行ってみてください。

 


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