RenderMan 24.2 がリリースされました。
主なハイライトは以下の通りです。
Aggregate Volumes:PxrPathTracerでは、最初のピクセルにレイが到達するまでの時間を短縮するなど、オーバーラップするボリュームをより効率的にレンダリングする技術です。PxrSurfaceでは、異種ボリューム(heterogeneous volume)をインテリア・インテグレーターで扱えるようになりました。
詳細は、”Aggregate Volumes” もしくは各DCCのドキュメントをご参照ください。
Volumes:impl_openvdb に新しいパラメーター、”densityScale”、”densityRolloff”、”filterWidth”、 “velocityScale” が追加されました。
Integrators:Path Guidingのサポートを追加しました。PxrPathTracerおよびPxrUnifiedインテグレーターで、新しい risGuiding Integer パラメーターを介して有効にすることができます。詳細はこちらをご覧ください。
Integrators:hdPrmanでMaterialXを消費します。パターンネットワークはOSLにコンパイルされます。また、BxDFはPxrSurfaceにトランスコードされます。
Ray Type:OSL raytype() が実装され、”camera”、”shadow”、”reflect”、”refraction”、”diffuse”、”glossy”、”subsurface”、”displacement “がサポートされました。
RFH:オブジェクトレベルからLOPsへのRenderMan translatorの追加を含む、Houdini19がサポートされました。
リリースノートの詳細はこちらから:
https://rmanwiki.pixar.com/display/REN24/Release+Notes
https://rmanwiki.pixar.com/display/RFM24/RenderMan+for+Maya+24.2
https://rmanwiki.pixar.com/display/RFK24/RenderMan+for+Katana+24.2
https://rmanwiki.pixar.com/display/RFH24/RenderMan+for+Houdini+24.2
https://rmanwiki.pixar.com/display/RFB24/RenderMan+for+Blender+24.2
最新バージョンはダウンロードページから入手、または RenderMan Installerを再実行することでインストールできます。
ご不明な点がございましたら、こちらまでお問い合わせください。
RenderManについて
RenderManはハリウッド映画において、実写合成やリアリティを優先したプロフェッショレンダラーです。常にトップクオリティが求められるハリウッドニーズと技術が凝縮しています。RenderManは特に3Dアニメーションと視覚効果(VFX)のレンダリングにおいて大きな目標を達成するために設計されました。その結果RenderManは高速で効率よく最先端の機能を提供すると共に複雑なジオメトリを大量に取り扱うことができます。