3d-io社は、Adobe Photoshop向けの無料OpenEXRプラグインのアップデート版であるExr-IO 2.00をリリース致しました。2年間に渡り、3d-io社は世界中のクリエイティブアーティストやスタジオから要望や意見を募り、研究してきました。プロフェッショナルな画像素材の編集に関して、よどみなく高速で精密かつ機能豊富なプロダクションターンアラウンドの早急なニーズがありました。

業界で広く使われているExr-IOファイル形式プラグインの最新バージョンには、cryptomatteデコーディングのような追加機能、mipmapおよびripmapの対応、メモリ消費の削減、更にエラー処理を向上した多数のクオリティーや互換性、安定性の改善が含まれます。

Exr-IO 2.00は、ユーザーがどこでも可能な限りEXR画像データを完全に読み込みおよび書き込みができ、形式に対する機能サポートが無いという理由でファイルを開けないといった状況を回避できるような完璧な機能を果たすことを目指しています。また、複雑なプロダクションパイプラインの中間ステップとしてPhotoshopを使用できるように、可能な限り多くのデータを保存して回復するよう努めます。

OpenEXRは、そのハイクオリティーなプロダクション向けの豊富な機能とサポートにより、VFX、デザイン、ゲーム、画像研究業界において広く知れ渡っています。Exr-IOはその手法をサポートし、可能な限り多くの様々なOpenEXRプロダクションワークフローにおいてPhotoshopを採用できるように、無償での有用性とカスタマイズ可能なオプションを提供します。

無料ダウンロードとドキュメンテーションは、Exr-IOウェブサイト(英語)をご覧ください。

変更点

  • OpenEXRファイル内でcryptomatteデータに基づくマスクレイヤ選択の自動生成が可能になりました。
  • ファイルを開く際のcryptomatteデータレイヤのフィルタリングが可能になりました。
  • mipmaps/ripmapsの読み込みに対応。
  • 自動生成レベルではなくカスタム作成(または編集)したmipmaps/ripmapsの書き込みに対応。
  • mipmaps/ripmapsの自動生成に対するいくつかの不具合を修正。一部の場合において自動生成レベルのスケーリングが正しく行われず、切り抜きが発生していました。
  • 読み込み速度を可能な限り高速に保ちつつ、大きなファイルの読み込みに必要なメモリを大幅に減少させました(最大50%)。
  • 損傷ファイルに対する処理を改善。Exr-IOは、ファイル全体を拒否するのではなく、損傷していない部分の修復を試みるようになりました。
  • 開かれたOpenEXRファイルに含まれるあらゆるカスタムアトリビュートはメタデータのまま保持され、保存時に新しいファイルに書き戻されます。
  • 異なるDPI設定の画面上で発生していたユーザーインターフェイスの不具合を修正。
  • 新しいバージョンが入手可能になった際にダイアログウィンドウ内の小さいボタンでユーザーに知らせる更新チェックを追加。制作作業中の安定したワークフローの中断を避けるため、自動更新は行いません。
  • グループオプションを削除。このオプションは、残念ながらPhotoshopの最新バージョンでは動作しません。
  • Exr-IOは商用プロジェクトで制限なくご使用いただけることを明確にするために、EULAを更新。
    Exr-IO 2.00の詳細については以下メーカーサイトをご覧ください。

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