RealityCaptureでテクスチャリングの処理時間を短縮するための簡単なテクニックをご紹介します。この方法では、偶数番号の画像のみを使用してテクスチャリングを行い、作業時間を大幅に短縮できます。
以下はそのシーケンスです。(コンソールに貼り付けても構いません)
-selectImage g/[02468]\.jpg/ -editInputSelection “Enable texturing and coloring=False” -calculateTexture -selectAllImages -editInputSelection “Enable texturing and coloring=True”
解説動画は全編英語で公開されていますので、YouTubeの自動翻訳機能と字幕をご活用ください。
高速テクスチャリングの概要
通常のテクスチャリングでは、すべての画像を使用するため時間がかかることがありますが、この方法では偶数番号の画像だけを使用して一旦テクスチャリングを行い、その後すべての画像を再設定することで効率化を図ります。
例えば、今回の例では通常のテクスチャリング処理に1分26秒かかりましたが、この手法を用いることで55秒に短縮することができました。
手順
- 偶数番号の画像を選択し、テクスチャリングをオフにする
まず、偶数番号の画像を選択し、それらの画像に対してテクスチャリングを無効化します。以下のコマンドをRealityCaptureのコンソールに入力してください
-selectImage g/[02468]\.jpg/ -editInputSelection “Enable texturing and coloring=False”
- テクスチャを計算
偶数番号の画像のみを使用してテクスチャリングを行います。以下のコマンドを入力します。
–calculateTexture
- すべての画像を再選択し、テクスチャリング機能をオンに戻す
以下のコマンドを入力してください
-selectAllImages -editInputSelection “Enable texturing and coloring=True”
効率化するカスタムボタン作成
上記のコマンドを手動で毎回入力するのは手間がかかります。このため、RealityCaptureの「ワークフロー」タブにカスタムボタンを作成することで、操作を簡略化できます。
- コンソールに上記の一連のコマンドを入力します。
- コンソール右側にある「+」ボタンを押し、ボタン名を設定します(例:「Speed Text」)。
- これでワークフロータブに「Speed Text」ボタンが追加されます。このボタンをクリックすれば一連の手順が自動で実行されます。
結果と効果
今回の例では、通常1分26秒かかっていたテクスチャリングが、この方法を使うことで55秒に短縮されました。大規模なデータセットではさらに大幅な時間短縮が期待できます。また、クオリティもほぼ同等であるため、作業効率を高めながら結果を維持することが可能です。
さらに詳しく知りたい方へ
- EDC記事: 詳細はこちら(英語)の記事をご覧ください。
- YouTubeチャンネル: 他のチュートリアル動画もぜひご覧ください。
RealityCaptureについて
RealityCaptureは、写真から高品質な3Dモデルを作成できる優れたフォトグラメトリーソフトウェアです。 写真を解析して、リアルな3Dモデルを自動的に生成します。 処理速度が非常に速く、他の類似製品の10倍の速さとされています。 地上写真を制限なくシームレスに統合できる唯一のソフトウェアです
RealityCaptureは直感的な操作性と高速な処理能力を持ち、初心者でも簡単に高品質な3Dモデルを作成できるツールです。写真から3Dモデルを作成する新しい可能性を探求したい方にとって、非常に魅力的なソフトウェアです。ぜひご体感ください。