弊社AUPユーザー様以外もご参加頂けます!
INDYZONE CAFE について
インディゾーンの新人テクニカルスタッフによる INDYZONE CAFE (Houdini オンラインサポート)を開催します。
毎回一つのお題に沿って、弊社テクニカルスタッフが解説やトレーニング等を行い、その後は質疑応答を行う予定です。
通常は弊社AUPユーザー様向け限定で開催しておりますが、今回は特別に弊社AUPユーザー様以外でもご参加頂けます!以下に日程および詳細をご案内致しますので、ご興味ございましたらぜひご参加ください。
第15回目 INDYZONE CAFE:Houdini19.0 Flip Fluid
開催日時:2022年2月16日(水) 18:00 – 19:00
Houdini19.0を使用したFlip Fluidシミュレーションについてご紹介します。シチュエーションによってシミュレーションを制御する手段は異なりますが、大まかなネットワーク構成はほとんどの場合で共通しています。河川のような表現では常にパーティクルを絶やさないよう、Sourcingが必要ですが、コリジョンやWhitewaterの設定は様々な場合で必要な要素です。実際にシーンを組みながら、ご紹介できればと思います。
1.Houdini19の変更点
Houdini18.5からHoudini19へのアップデートに伴い、2点変更が加えられました。実際に操作を行いながらご紹介します。
・Whitewater Source SOP
・Extra Source Points
2.Base Setup
Flipシミュレーションを使用したシーンのセットアップを行う前準備として、コリジョンオブジェクトの設定と発生源から常にパーティクルを放出するためのソーシングの設定を行います。
・コリジョンオブジェクトの作成
・ソーシングの準備
3.Base Sim
DOPネットワーク内で、Flip Solver DOPノードを用いてシミュレーションの設定を行います。また、各コントロールポイントも合わせてご紹介します。
・Flip Solverの設定
・シミュレーション解像度の設定
・キャッシュファイルの作成
4.Whitewater Sim
2次シミュレーションとして、Whitewaterの設定を行います。大まかな流れは、ベースとなるFlipシミュレーションと同様に、ソースの設定とDOPネットワーク内におけるシミュレーションが中心です。
・ソースのセットアップ
・Whitewater Solver
・キャッシュファイルのの作成
・素材の書き出しについて
第16回目 INDYZONE CAFE:HoudiniでつくるHairとFur
開催日時:2022年2月22日(火) 18:00 – 19:00
こちらのセミナーでは、Houdiniでヘアを作成する際に使用するノードや作成方法をご紹介します。実際に、シェルフからベースとなるヘアを作成して、ヘアの長さや密度の設定、Grooming RadialメニューやGuide Groom SOPを用いてガイドプロセスを使用したスタイリングの調整について、ご紹介します。
そして、作成したヘアをLOPネットワーク(Solaris)に読み込み、Houdini19から新しく実装されたKarma Hair Shader VOPを使用して、Karmaで確認しながらヘアの色味(髪に含まれるメラニンの量)などを調整する方法をご紹介します。
1.本セミナーでヘアを作成する際に活用するノードの紹介
今回のセミナーで主に使用するヘア系のノードについて、スライドを用いて機能をご紹介します。
・Guide Groom OBJ、Hair Generate OBJ
・Guide Groom SOP、Guide Partition SOP
・Hair Clump SOP、Guide Process SOP、Guide Collide VDB SOP
2.シェルフを用いたヘアの作成
ヘアを作成する前に、事前準備として女性のモデルをHoudiniに読み込みます。そして、実際に、女性のモデルに対して、シェルフツール「Hair Utils」からベースとしてなるファーとガイドを作成します。
・事前準備:モデルの読み込み
・「Hair Utils」シェルフからファーとガイドの作成
事前準備:モデルの読み込み(※今回は、Adobe mixamoのモデルを使用しています)
「Hair Utils」シェルフからファーとガイドの作成
3. ヘアセット(髪の毛の長さや髪形の調整)
ベースとなる髪の毛を作成した後、ガイドの位置や長さを調整したり、ヘアの密度を設定します。また、ガイドプロセス機能を使用して、頭皮からヘアの根元を立ち上げてヘアのボリュームを出したり、くしで髪の毛を解かすように髪型を整えます。また、補足として動物に毛皮(ファー)を適用する設定を簡単にご紹介します。
・髪の毛の生え際、長さ、密度の調整
・ガイドプロセスを使用したスタイリングの調整
・補足:動物にファーを適用
ガイドプロセスを使用したスタイリングの調整(生え際や長さの調整)
Hair Generate OBJを有効にした結果
4.Karmaを使用したヘアの色味の調整
最後に、モデルや作成したヘアをLOPネットワーク(Solaris)に読み込みます。そして、今回は、実際にKarmaで結果を確認しながら、Houdini19から新たに実装されたKarma Hair Shader VOPを使用して髪の色味を調整します。
・作成したヘアをLOPネットワーク(Solaris)に読み込む
・Karma Hair Shader VOPを使用した色味(メラニン)の調整
Karma Hair Shader VOPを使用した色味の調整
Houdini について
Houdiniは、優れたパフォーマンスと飛躍的で使いやすい新機能を併せ持ち、あらゆるCGプロフェッショナルに、パワフルで使いやすい3Dアニ メーションのユーザエクスペリエンスを提供します。CG業界のUI標準に合わせて設計された新しいユーザインターフェースにより、制作時間を大幅に削減し、プロダクションパイプラインの柔軟性を高めるパフォーマンスを享受することができます。