Autodesk Maya 2025.1 がリリースされました。
Maya 2025.1ではドープシートエディタの改善、スマート押し出しの機能改善、Arnold レンダー ビュー スナップショットが改善されました。
プレイブラストでガンマと露光のレベルをコントロールできるようになりました。
LookdevX の最新の更新で、ノード ライブラリ、入力ノードを非表示にする機能など、ワークフローを合理化するのに役立つ新機能が導入されました。
Bifrostが Bifrost 2.10.0.0 に更新され、新しいノード ライブラリ、リギング ノード、更新された SDK などが含まれています。
ドープシートエディタの改善
ドープシートエディタでは複数のオーディオ トラックがサポートされるようになり、ビュー領域の上部にそれぞれの波形が表示されます。
この他、マウスカーソルを中心としたズームや、任意のキーの領域のベイク、選択した複数のキーの値を同時に変更する機能が追加されています
プレイブラストで露光とガンマをサポート
プレイブラストでガンマと露光のレベルをコントロールできるようになりました。設定を調整するには、パネルツールバーのカラー管理ボタンのフィールドを使用します。ビューポート内のシーンに加えられた変更は、プレイブラストでレンダリングされます。
スマート押し出しの機能改善
ビューポート内のマニピュレータの上にアイコンを表示するようになり、移動ツール(Move Tool)マニピュレータと区別しやすくなりました。またモデリング ツールキットでスマート押し出しにアクセスできるようになりました。操作のパフォーマンスと安定性が向上しました。
LookdevX for Maya 1.4.0
LookdevX の最新の更新で、ノード ライブラリ、入力ノードを非表示にする機能など、ワークフローを合理化するのに役立つ新機能が導入されました。新しいマテリアルの割り当てメニューがアウトライナとビューポートの両方で使用できるようになりました。これによりマテリアルを簡単に選択してモデルに割り当てることができます。またArnold マテリアルをビューポートに表示できるようになりました。現在サポートされているノードは、標準サーフェス(Standard Surface)、イメージ(Image)、加算、乗算、減算(Add、Multiply、Subtract)です。この他にボリュームシェーダがサポートされました。
Bifrost 2.10.0.0
Bifrost 2.10.0.0 には、新しいノード ライブラリ、リギング ノード、更新された SDK などが含まれています。ノード ライブラリでは作成したいノードをドラッグ アンド ドロップするか、ダブルクリックすると、グラフにノードを追加できます。これはタブ(Tab)メニューとは異なり、ノード ライブラリはネームスペースでフィルタすることができ、複数のノードを選択できます。またプレビューバージョンのリギングのノードセットが追加され、Bfirostによるリギングワークフローについて早い段階で挙動を確認することができます。この他Executor SDK によりBifrost グラフをロードして実行できるため、Bifrost をカスタム アプリケーションに統合できます。
Arnold レンダー ビュー スナップショットの改善点
Arnold RenderView のスナップショットのインタフェースには、複数の拡張機能と動作が追加されました。Arnold RenderView でホットキー[S]を押すとスナップショットが保存されます。また2 番目のスナップショットを選択するときに、[Ctrl]キーを使用して同じ解像度のスナップショットを比較できるようになりました。
各種プラグインのバージョンは、Bifrost 2.10.0.0、MayaUSD 0.28、Arnold MtoA 5.4.1.2、Substance 3.0.0が搭載されています。
新機能の詳細については Maya 2025.1 の新機能ページ をご覧ください。
その他 2025.1 で修正された項目並びに既知の問題は、 Maya 2025.1 リリースノート でご覧いただけます。