RenderMan 22.6 リリース情報
RenderMan for Houdini 22.6 リリース情報
RenderMan for Maya 22.6 リリース情報

RenderMan for Maya 22へようこそ!

RenderMan for Maya 22(RfM)の最新版である本リリースには、フィードバックに対応する多数の機能をはじめ、RenderMan for Mayaのワークフローやパフォーマンスに関する修正箇所がいくつかあります。新機能と既知の問題に関する内容は、次のリリースノートにすべて記載されています。そちらをご参照頂き、選択したハイライトについてはmigration page (移行ページ/英語)へアクセスして下さい。

最新のRfMにおいて、非ASCII文字がファイルパス内(発音区別符号など)に引き起こす問題:RfMは、メッセージを表示して早期にエラーを引き起こし(読み込みの失敗が原因)、非ASCIIパスからレンダリングリソースが読み込まれると警告を表示します。また、ファイルパス、ソースファイルおよびユーザー名には、アクセント記号、記号、スペース、その他の非標準の命名規則などを使用しないで下さい。

RenderMan プレイブラストメニューを使用したMayaのプレイブラスト

新着情報

  • 新しいビューポートプレイブラストオプション – Maya ビューポートとの統合が改善されたので、承認用に必要なプレイブラストの向上を実現しました。
  • スウォッチやマテリアルビューアレンダリングのサポートを追加 – これらは、シーングラフ経由でレンダリングされ、IPRが実行されていない場合に限り機能します。また初期設定により、スウォッチレンダリングは無効になっているので、[Workflow]タブの[RenderMan]設定からスウォッチレンダリングを有効にします。

その他の重要な変更点

  • ビューポートには任意のプログレスバーがあり、レンダリング時間やユーザー定義を可能にする情報が含まれています。
  • IPRを実行中に、ハイパーシェードを開いた状態で新しいジオメトリを選択すると、不要な編集が行われます。
  • RenderMan拡張属性の一部がチャンネルボックスに表示されないよう、新しい設定が追加されました。
  • 設定を有効にするには、Mayaを再起動する必要があります。
  • プレイブラストオプションを表示する新しいプレイブラストボタンがビューポート内にあります。アニメーションは “It”、fcheck、ムービープレイヤー、ご自身で選んだカスタムアプリ、または何もせずに自動開封できます。
  • ビューポート設定が、設定ダイアログの新しいビューポートタブへ移動されました。
  • *ファイルパス属性のトークン置換の問題を回避するために、ユーザーがファイルパスエディタのサポートを無効にできるよう、一時的に新しい設定が [ユーザーインターフェース] セクションに追加されました。さらに満足度の高い解決策をAutodesk社と連携して模索しています。その間はご迷惑をお掛け致しますが、ご理解頂けますようお願い致します。

修正箇所

  • インポート済みのribファイルがファイル名に不要なバックスラッシュを含め、レンダリング時にribアーカイブが見つからないバグが修正されました。
  • シェーダの名前変更やグループノードのシェーディングには、RfM内で効果的であると想定され、 特に、シェーディンググループの名前を以前のものへ戻した後に挙動がおかしくなりました。
  • バッチレンダリングの際には、Tractor経由でMayabatchレンダリングに”prman”タグが含まれています。
  • Mayaのleather、granite、Brown patternなどに関しては、Mayaを再起動後にレンダリングが異なって見える場合があります。
  • RIBファイル(経由)でバッチレンダリングを実行する際には、アニメーションXgenが更新されなかったため、それに関するバグが修正されました。
  • エクスポートの際には、Xgenパレットが追加の時間を必要とする可能性があります。
  • ノード名が指定されていない場合に発生する、極めて珍しいABC解析バグが修正されました。
  • Alembic soloが改善されました。パスをSoloにするにはダブルクリックし、Soloを解除するにはもう一度ダブルクリックします。
  • ダイシング用にReference Cameraを正常に指定できるようになりました。Adbancedタブ下から、またはGeometryセクション下のジオメトリノードからグローバルに使用できます。
  • PxrSeExpr式の改行による式評価エラーの原因が修正されました。
  • テクスチャマネージャ
    • テクスチャマネージャに画像や画像のディレクトリを追加する際に発生するバグが多数修正されました。
    • サブディレクトリがある場合、テクスチャマネージャはサブディレクトリ内の画像のすべてを読み込みます。
    • テクスチャマネージャは、拡張子が不明なファイルを拒否しファイル名を含む警告を出力します。
  • プリセットブラウザ
    • プリセットブラウザ内のメニューフォント固有の設定の誤った拡大縮小が修正されました。
    • プリセットブラウザプレビューレンダリングの誤ったガンマ補正が修正されました。
    • ライトリグを保存する際に、プリセットブラウザが正確にプレビュー(画像)を生成します。
  • 旧バージョンのシーンに22.0以前のノードが含まれていると、レンダリンググローバルが構築に失敗する場合があります。問題が検出される場合、シーンを自動的に変換します。
  • 参照シーンからの表示やディスプレイチャンネルなどは、無視されます。

開発者向けドキュメント

RfM2配下の開発者ガイド内では、Doxygenatedの開発者向けドキュメントから役立つ情報をご確認頂けます。

既知制限

RenderMan for Maya

  • 現在、Light Linkingボリュームに対応していません。
  • モーションブラーが適用されたメッシュとトランスフォームだけが、IPR中のフレーム変更後もブラーを保持します。
  • Receive Shadowsの選択解除は正しく動作しません。
  • IPR中に既存のジオメトリからメッシュライトを作成すると、レンダリング内にジオメトリが複製されます。レンダリングを再実行することで複製を削除します。
  • XgenはCamera Facing Curvesに関するサポートを行っておりません。
  • Xgenは、コレクション内の変更を反映しません。
  • ビューポートにおける制限付きUDIMテクスチャサポート
  • Maya Fur Feedbackに関するサポートは行われておりません。
  • Windowsのプレイブラストは「it」で自動再生しません。シーケンスを手動で開いてください。

ご注意:
Xgen : Window> Preferences> Xgen> Multithreadingなどを “off”(チェックなし)に設定しない限り、Xgenはライブレンダリング中にクラッシュします。

RenderManについて

RenderManはハリウッド映画において、実写合成やリアリティを優先したプロフェッショレンダラーです。常にトップクオリティが求められるハリウッドニーズと技術が凝縮しています。RenderManは特に3Dアニメーションと視覚効果(VFX)のレンダリングにおいて大きな目標を達成するために設計されました。その結果RenderManは高速で効率よく最先端の機能を提供すると共に複雑なジオメトリを大量に取り扱うことができます。

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