一年間のベータテストの末、究極のヘア、ファー、フェザーのソリューションであるOrnatrix 3ds Max版の最新バージョン6がリリースされました。Ephere社はより高速にするためOrnatrixのベースを書き直し、多数の新機能を追加し、よく使う多くのツールやオペレータを改良して、期待できるグルーミングワークフローを提供します。
最終ヘアを編集したり分離したり、複雑なヘアの動きを新しいMoovダイナミクスシステムでシミュレーションしたり、拡張されたAlembicワークフローを使用してパイプライン中のあらゆるものを簡単に動かしたり、外部ガイドを取り入れてヘアをプロシージャルにベイクまたは編集したり、グルーミングで様々なことが行えます!
新機能の一覧は次のとおりです。
- 新たに最適化されたビューポートヘアレンダリングは、V5と比べて4倍も編集FPSが速くなりました。
- 新しいMoov Hair Physicsによって、複雑か単純かに関わらず、全く新しく強力な方法でどのようなタイプのヘアでもシミュレーションできます。
- 新しいHarmonic Oscillatorオペレータにより、基本的なファーやヘアダイナミクスのシミュレーションを素早く簡単にリアルタイムで行えます。
- 交差しているヘア修正する新しいNormalizeモディファイヤ。
- クランプごとの管理やクランプパターンなど、強力な機能を搭載した新しいClumpingモディファイヤ。
- 新しいBraidオブジェクトは、クランプと使用することで新しい三つ編みを作ることができます。
- サーフェスへの突き抜けを正確に修正する新しいPush Away From Surfaceモディファイヤ。
- 新しいResolve Collisionsモディファイヤとアニメーションコントロールでヘアをしっかりとオブジェクトから遠ざけます。
- ヘアの幅をコントロールしやすくなった新しいChange Widthモディファイヤ。
- 外部アセットの全ての情報をそのまま含めたAlembicヘアのインポート。
- 別のガイドオブジェクトを使って予めモデリングされたヘアをコントロールする、新しいAdopt External Guideオペレータ。
- 籐家具やワイヤーフェンス、衣服等の織ったヘアを生成する新しいWeaverとWeaver Pettern。
- 内部ストランド情報へのアクセスを可能にしたまま、ストランドデータを柔軟に生成するために、新たにSeExprの対応を追加。
- 3ds Max標準のArnoldレンダラーに対応。
- ヘアをボリュームのように簡単に編集することを可能にした、新しいElasticブラシと編集モード。
- 自動リサンプリングを含む、Edit Guideのストランドの動きをさらに最適化。
- ヘアの直接的な分離と編集。
- 埋め込まれたヘアをブレンドできるようになり、シェイプに対する完全なコントロールが可能になりました。
- Alembicファイルに対して直接プロシージャルアニメーションレコーディング。
- ベイクされたヘアと増殖されたヘアの自動グラウンディング。
- 同じヘアオブジェクトに対して同時に5つのAlembicファイルを読み込めます。
- UVベースのフローで、メッシュストリップからヘアを生成
- Lengthモディファイヤでストランドを均等にスケールできます。
- 新しいテクスチャベースのストランドデータ生成メソッド。
- 頂点ごとの速度をAlembicファイルのヘアにエクスポートするオプション。
- その他、既存の機能に対し数百もの改善を施しました。
新機能の完全なリストはOrnatrix 3dsmaxのドキュメント「What’s new in V6」(英語)をご覧ください。
過去6ヶ月以内(2018年7月1日以降)にOrnatrix 3dsmax V5を購入された場合、V6無償アップグレードの対象となります。お持ちのアカウントにログインして、自動アップグレードが適用されていることをご確認ください。
既存のOrnatrixライセンスユーザーは、2019年2月12日までアップグレードが50%割引になります。この時期を過ぎると、アップグレード割引は25%となります。