Stormについて

STORMはドイツに拠点を構え、自身もVFXアーティストとして活動している Sebastian Schafer氏が開発を行っている、スタンドアローンのVFXパーティクルシミュレーションプログラムです。 STORMは、映画やテレビ番組などのVFXショットの制作に使用するための高度なシミュレーション機能を備えたソフトウェアです。STORMが提供する高度なシミュレーション機能により、3DCGソフトウェアだけでは値の調整や試行錯誤に時間がかかってしまう、パーティクル同士の衝突や煙、炎、流体、爆発など、さまざまな効果を生成し、よりリアルなVFX効果を制作することができます。

Storm の特長

VFXシミュレーションを高速ビューポート上で作成

砂、雪、剛体、ソフトボディのような素材を高速ビューポート上で素早く設定し3Dシミュレーション結果を作成することができます。さらに現バージョン(0.6.009)では、実験的な機能として、クロスや煙、炎などを流体力学に従って表現する機能が実装されています。

海外スタジオ・プロジェクトでの活用実績

『ゲーム・オブ・スローンズ』や『X-MEN:ダーク・フェニックス』などのテレビシリーズ作品や長編映画のプロジェクトの制作において活用された実績を誇ります。

スマートなユーザーエクスペリエンス

STORMは、高速ビューポートとスリムなユーザーインターフェイス、直感的かつインタラクティブなワークフローで、軽快なシミュレーションの反復作業を提供します。

さまざまな3DCGツールとのコラボレーション

STORMは、業界標準ファイルフォーマットであるOBJ、Alembic、vdbなどをサポートしており、エクスポートされるシミュレーションデータはMODOやLightWaveのみならず、Maya、3dsMax、Houdini、Cinema4D、Unreal、Unityなどといったほぼすべての3DCGツールでの読み込みや参照が可能です。