これまでRealityCaptureとして知られてきた、フォトグラメトリを駆使したプロフェッショナル向けの高度なアプリケーションが、新しく RealityScan として生まれ変わり、デスクトップ向けの RealityScan 2.0 として利用可能になりました!
RealityScan 2.0は、より高速なワークフロー、スマートな自動化、高度な品質検査ツールを備え、VFXアーティストやゲームクリエイター、測量チーム、そして精密な3Dモデルを大規模にスキャン・作成する必要があるあらゆるユーザーを強力にサポートします。
また、スマートフォンやタブレットで素早くキャプチャできる軽快なコンパニオンアプリも、新たに RealityScan Mobile として提供されます。短時間でのスキャン作業やフィールドワーク、プロトタイプ制作に最適です。
詳しいアップデート内容については、新しいRealityScanウェブサイトをぜひご覧ください!
※全編英語にて公開されております。
RealityScan 2.0 の新機能
RealityScan 2.0 は、AI支援によるマスキング、アライメントの改善、視覚的な品質検査、航空レーザースキャンのサポートなど、重要なアップデートを導入しています。
学習済みセグメンテーションモデルが、画像中の被写体と背景を自動判別。手動マスクや再インポートなしで背景を除去し、撮影 → 3D再構築準備までの工程をスムーズにします 。

新たなデフォルト設定により、特に特徴が少ない表面に対して画像のアライメント(位置合わせ)が改善されました。
手作業による調整の頻度が減り、モデルの一貫性が向上します。

RealityScanは空中のLiDARデータに対応しました。
航空画像、航空レーザー(LiDAR)データ、および地上データを組み合わせて、正確な正射投影図、マップ、3Dモデルを作成できます。
これにより、マッピングや測量作業の精度が向上し、シミュレーションやVFX(視覚効果)制作のように現実世界の忠実な再現が求められる環境に最適です。

RealityScanは、スキャンが不完全な箇所を視覚的に表示します。
ビジュアルヒートマップを使って、メッシュ生成段階に進む前に、データ不足の領域を特定することが可能です。また、生成されたメッシュの品質をチェックし、テクスチャやPBRのさらなる改善点を明確にできます。これにより、作業のやり直しや後処理の時間を大幅に節約できます

リリースノート(英語)にて、すべてのアップデートの詳細をご確認いただけます。
RealityScan 2.0をぜひお楽しみください。また、新しいRealityScanウェブサイトでは、RealityScanの全機能に関する詳しい情報をはじめ、ドキュメント、コミュニティサポート、事例紹介(ケーススタディ)などのリンクもご用意していますので、ぜひご覧ください。
RealityCapture ユーザーの方への特別なお知らせ
2024年4月23日以前にRealityCapture Enterpriseライセンスを購入されたユーザーの方は、Epic GamesおよびCapturing Realityのアカウントを使用し、追加料金なしで引き続き RealityCapture 1.4 および 1.5 を capturingreality.com/my からダウンロードしてご利用いただけます。RealityScan 2.0以降へのアップグレードを行う際には、新しい使用許諾契約書(EULA)の承諾が必要となり、Epic Games LauncherまたはDev Portalを通じてのダウンロードとなります。また、RealityScan 2.0には、年間総収入が100万米ドルを超える個人および法人を対象としたサブスクリプション要件があります。詳しくはライセンスページをご覧ください。
RealityScanは、学生、教育関係者、また年間総収入が100万米ドル未満の個人および企業に対して、無料でご利用いただけます。
年間総収入が100万米ドルを超える場合は、ライセンスページで購入方法をご確認ください。