2025年1月14日にリリースされたFumeFX 6.5.4では、新機能や改善点が多数追加され、さらにパワフルなツールへと進化しました。
特にNodeWorksやParticle Sourceに新しいオプションが加わり、エフェクト制作の自由度と効率が大幅に向上しています。以下に、今回のアップデート内容を詳しく解説します。
FumeFX 6.5.4の新機能を分かりやすく解説した動画も公開中です。ぜひチェックして、アップデート後の可能性を実感してください。※動画は解説音声がないため、公式ページの記事を参照しわかりやすく解説しております。ぜひ動画と併せてご参照ください。
新機能と改善点
- Particle Sourceの強化
FumeFX Particle Sourceオブジェクトに「ユーザー定義のパーティクル寿命」オプションが追加されました。この機能は、適切なAFC(アニメーション・フロー・コントロール)操作に必要なパーティクル寿命情報が不足している場合に役立つもので、特にtyFlowを使用するアーティストにとって大きな助けとなります。
- NodeWorksの新しい3ds Maxパーティクルインターフェース
NodeWorksに「3ds Maxパーティクルインターフェースオプション」が追加されました。これにより、ユーザーはパーティクルグループやPBD液体パーティクルを選択し、tyFlowなどのサードパーティプラグインと簡単に統合できるようになりました。
- NodeWorksに Propagateノードの追加
NodeWorksに新しい「Propagateノード」が追加されました。このノードを使うと、カスタム属性を含むパーティクル属性を近隣のパーティクルに伝播させることが可能です。これにより、よりリアルで自然なエフェクト表現を実現します。
- Node Works Spline Forceノードの拡張
Spline Index 入力ピンが追加され、各パーティクルの手続き型スプライン選択が可能になりました。これらの追加により、ノードの柔軟性が大幅に向上しました。
- カラーノード
ノードの名前が Color Const ノードに変更されました。
- NodeWorksオブジェクト情報ノード
頂点数、面、表面積、体積などのすべてのオブジェクト情報が属性ロールアウト内に直接リストされるようになりました。
- NodeWorks Initialize Gridノードの新機能
FumeFX コントロールと同様に、ボクセル グリッド拡張のオプションが含まれるようになりました。
- NodeWorksのSpeed、Scale、Mass、PositionノードにBlendオプション
ユーザー定義のパーティクル値と現在のパーティクル値の間でスムーズな遷移が可能になりました。
- NodeWorks Forceノード
「読み取り」「設定」「追加」のオプションが追加されました。
- NodeWorks スピンノード
読み取り、設定、追加、ブレンド オプションをサポートするようになりました。
- NodeWorks表示属性ノード
パーティクルのスピン属性を表示するオプションが追加されました。
修正点
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- NodeWorks FFX頂点書き込みモディファイアの問題
オブジェクトに追加されると、間違った開始フレームから計算が開始されます。 - NodeWorks FFXスピンノード
- シミュレーション サブステップで正しく動作しませんでした。
- ライセンス認証
認証するライセンスの数が正しく解釈されず、常にすべてのライセンスが認証されていました。 - ライセンスのオンライン認証には会社名が必要です。
- NodeWorks FFX頂点書き込みモディファイアの問題
3ds Max・Mayaユーザー必見!FumeFXでシミュレーション作業を劇的に効率化しよう!
FumeFXは、煙、火、爆発、液体などのリアルな流体シミュレーションを可能にする強力なプラグインです。特に最新アップデートでは、3ds MaxやMayaとの連携がさらに強化され、作業効率が大幅に向上しています。
ぜひ製品に触れて今後の制作にお役立てくださいませ。
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