2025114日にリリースされたFumeFX 6.5.4では、新機能や改善点が多数追加され、さらにパワフルなツールへと進化しました。

特にNodeWorksParticle Sourceに新しいオプションが加わり、エフェクト制作の自由度と効率が大幅に向上しています。以下に、今回のアップデート内容を詳しく解説します。

FumeFX 6.5.4の新機能を分かりやすく解説した動画も公開中です。ぜひチェックして、アップデート後の可能性を実感してください。※動画は解説音声がないため、公式ページの記事を参照しわかりやすく解説しております。ぜひ動画と併せてご参照ください。

 

 

新機能と改善点

  • Particle Sourceの強化

FumeFX Particle Sourceオブジェクトに「ユーザー定義のパーティクル寿命」オプションが追加されました。この機能は、適切なAFC(アニメーション・フロー・コントロール)操作に必要なパーティクル寿命情報が不足している場合に役立つもので、特にtyFlowを使用するアーティストにとって大きな助けとなります。

  • NodeWorksの新しい3ds Maxパーティクルインターフェース

NodeWorksに「3ds Maxパーティクルインターフェースオプション」が追加されました。これにより、ユーザーはパーティクルグループやPBD液体パーティクルを選択し、tyFlowなどのサードパーティプラグインと簡単に統合できるようになりました。

  • NodeWorksに Propagateノードの追加

NodeWorksに新しい「Propagateノード」が追加されました。このノードを使うと、カスタム属性を含むパーティクル属性を近隣のパーティクルに伝播させることが可能です。これにより、よりリアルで自然なエフェクト表現を実現します。

  • Node Works  Spline Forceノードの拡張

 Spline Index 入力ピンが追加され、各パーティクルの手続き型スプライン選択が可能になりました。これらの追加により、ノードの柔軟性が大幅に向上しました。

  • カラーノード

ノードの名前が Color Const ノードに変更されました。

  • NodeWorksオブジェクト情報ノード

頂点数、面、表面積、体積などのすべてのオブジェクト情報が属性ロールアウト内に直接リストされるようになりました。

  • NodeWorks Initialize Gridノードの新機能

FumeFX コントロールと同様に、ボクセル グリッド拡張のオプションが含まれるようになりました。

  • NodeWorksのSpeed、Scale、Mass、PositionノードにBlendオプション

ユーザー定義のパーティクル値と現在のパーティクル値の間でスムーズな遷移が可能になりました。

  • NodeWorks Forceノード

「読み取り」「設定」「追加」のオプションが追加されました。

  • NodeWorks スピンノード

読み取り、設定、追加、ブレンド オプションをサポートするようになりました。

  • NodeWorks表示属性ノード

パーティクルのスピン属性を表示するオプションが追加されました。

 

修正点

    • NodeWorks FFX頂点書き込みモディファイアの問題
      オブジェクトに追加されると、間違った開始フレームから計算が開始されます。
    • NodeWorks FFXスピンノード
    • シミュレーション サブステップで正しく動作しませんでした。
    • ライセンス認証
      認証するライセンスの数が正しく解釈されず、常にすべてのライセンスが認証されていました。
    • ライセンスのオンライン認証には会社名が必要です。

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