
VRED向け新ワークフローと全ユーザー向けアップデート
Lightmapは HDR Light Studio 9 Drop 2 を発表します。Autodesk VREDユーザーのライティングワークフローを再定義する新機能 Streamed Viewport を搭載し、HDR Light Studio内で一体化したライティング体験を提供します。
さらに、すべてのプラットフォームで起動時間を大幅に短縮できます。LightPaint による Sun Position の指定、グラデーション・グラフ編集の改善、OCIO カラーマネジメントの強化など、多数の改良をお届けします。
新機能:VRED Streamed Viewport
この新機能により、HDR Light Studio 内のライブ用 VRED シーン上で直接ライティングできます。UI パネルの切り替えやアプリ間の往来は不要で、ライティングデザインに没頭できます。
VRED ユーザーは、次のことが可能になります
- HDR Light Studio の最適化されたライティングUI内だけで作業できます。
- ライブの VRED ビューポート上で直接ライティングできます。
- すべての LightPaint ツール/メソッドに対応します。
- ライティングのプリセットをドラッグ&ドロップでシーンに追加できます。
- VRED の各カメラを切り替えて、即座にライティングを確認できます。
- 1台のディスプレイだけで、効率良くライティングできるようになりました。
VRED Streamed Viewport でできること
LightPaint の完全制御
Reflection(反射)、Illumination(照明)、Rim(リム)に加え、Shade & Shadow(陰影)を含むすべての LightPaint メソッドに対応しました。ストリーミング表示上で、ライトの位置をインタラクティブに指定できます。
LightPaint は、ライトを動かすだけではありません。
3D ビュー上で位置指定するのが最適な機能も、LightPaint で操作できます。たとえば、スクリムライト内にライトを置いてホットスポットを決定、プロシージャルスカイ内で太陽位置を指定(新機能)、HDRI ミラー時の反射軸を配置、モーションブラーの方向を指定、Lumi-Curve のポイントを追加——といった操作が可能です。
ドラッグ&ドロップのプリセットライティング
ストリーミング中のビューポートで、欲しい効果の場所へドラッグ&ドロップするだけで、すばやくライトを追加できます。LightPaint メソッドが自動で位置を最適化するため、勘に頼る作業を減らせます。
既に実績のある統合をさらに強化
従来の HDR Light Studio と VRED の連携ワークフローにご満足の方もご安心ください。従来の統合はこれまで通り動作します。今回の新方式は任意の拡張であり、既存の優れたワークフローをさらに引き上げるオプションです。
VRED Streamed Viewport の導入方法
9 Drop 2 のその他の新機能(全ユーザー向け)
起動の高速化
プリセットライブラリを起動後に読み込む方式へ変更し、アプリの起動時間を大幅に短縮しました。HDR Light Studio はこれまでより格段に早く起動し、すぐにプロジェクトへ入れます。業務中に起動回数が多いほど効果は大きく、毎回の【約◯秒】短縮が積み重なって、作業の切り替えが途切れにくくなります。
LightPaint で太陽を配置
反射面上の太陽ハイライトの位置合わせが容易になりました。LightPaint を使って、キャンバスまたはレンダービュー上で Sky コンテンツ内の太陽を直接配置できるようになり、自動車のボディなどの反射素材で重要な太陽反射を狙いどおりに追い込むのに最適です。
OCIO の強化
カラーマネジメントの適用範囲をカラーピッカー、スウォッチ、グラデーションに拡張しました。画面に見える色=そのまま得られる色(WYSIWYG)となり、正確で予測可能な色選択が行えます。
バグ修正: OCIO のエラー報告を見直し、実際には問題がないのに「colorspace が見つからない」と誤って警告してしまう不具合(false missing colorspace warnings)を解消しました。
グラデーショングラフ編集の効率化
グラフ上で最初と最後のペグ(キー)を直接ドラッグできるようになりました。ランプの開始/終了の調整に必要なクリック数を削減します。
UIレイアウト調整の改善
インターフェースレイアウトが、意図しないパネルの連動リサイズを防ぐようになりました。HDR Light Studio の片側でパネルをリサイズしても、反対側のパネルは同じサイズのまま維持されます。
入手方法 — 既存ユーザーの方
有効なサブスクリプション、または保守有効な永久ライセンスをお持ちの方は、HDR Light Studio 9 Drop 2 と更新版プラグインを、今すぐ お客さまアカウント(lightmap.co.uk) からダウンロードできます。
※ 最新の HDR Light Studio/プラグインが実行可能かの確認方法(英語)についてもご案内しています。
互換性
HDR Light Studio 9 Drop 2 における機能対応とプラグイン互換性の詳細は、Compatibility Chart をご参照ください。
注:新しい VRED Streamed Render View は Autodesk VRED 2025.2 以上が必要で、HDR Light Studio Automotive エディションに含まれます。ノードロック/フローティングの両ライセンス形態で提供します。
HDR Light Studio Automotive エディションに含まれます。
ノードロック/フローティングの両ライセンス形態で提供します。
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