この動画では、 Deflate ノードを解説し、
低周波(大きな起伏・形状)を抑えつつ、高周波(細部の特徴)を保持する
仕組みを紹介します。
今回は Deflate ノードをご紹介します。
Deflate ノードはとても興味深いノードで、たとえるなら「山を風船に見立てて、その風船をしぼませる」ような感覚で使えます。山全体のふくらみ(ボリューム)を落としつつ、岩肌のざらつきや割れ目といった 高周波のディテール だけを抽出できるのが特徴です。イメージとしては、風船がしぼんでクシャっとなった残りだけが残る、という感じです。
たとえば、ここにボリュームのある山があるとします。Deflate を下げていくと、何が起きているかがはっきり分かります。山の大きな塊感が取り除かれ、代わりに 高周波ディテールだけが保持 されていきます。
さらに面白い使い方として、侵食(Erode)を強めにかけて地形の形状を滑らかに整えた結果、もともとあったカッコいい岩ディテールが失われてしまった場合が挙げられます。こうしたケースでも Deflate を使えば、岩のディテール成分を取り出して、あとから地形の上に戻す(transpose it back on)ことが可能です。
Deflate は非常にシンプルなノードですが、活用できる場面は数え切れません。高周波ノイズ(細部)を保ったまま扱えるため、抽出したディテールを別の地形へ転写したり、ブレンドして質感を追加したり、テクスチャ用途に使ったりと、さまざまに応用できます。
以上が Deflate ノードの概要です。この内容が、みなさんの制作の発想を少しでも広げるきっかけになれば嬉しいです。
